関東軍は結局自滅する
id:a-kun さんの諦観したエントリに対しての感想文。タイトルで全て言い切った感はあるけど。
結論から引用。
事実上、日銀は自らの独立性を失った、ということだよ。もちろん、このことを「政府の横暴」というひとも「日銀の自業自得」というひともいると思う。
でも結論はひとつ。「日本の中央銀行は政府に屈し従属した」ということ。
この意味は重いと思う。
日銀はくだらない面子にこだわって全てを失なったのは間違いない。その原因のひとつとして、彼らは自分達の「独立性」の前提条件を理解していなかったと思うのですよ。
まず「独立性」は極端に言えば幻想でしょ。特殊な条件の上で「成立させてもらっている」もの。
そもそも日本という国がなければ日本銀行券は存在しない。日本銀行券がなければ日銀はいらない、というか必要がない。
日本という国を犠牲にしてまで日銀を存在させる必要はない。国粋主義とかじゃないです。実際、日本がないと日銀はいらないでしょ。
結論でてしまったけどもうすこし。
彼らの本心は知らんです。でも、日本という国より日銀というものを上位に置いているように彼らの姿勢は私には見えた。もう少しうまい見せかた・やりかたすれば良いのに。
日銀はその存在の根拠から、ある意味最初から政府に従属してるし屈しているわけで。でも、うまく日本を廻すために方便として「独立性」を与えられたわけで。
うまく日本を廻すための日銀であり独立性なのに、それの足を引っ張るように「見えて」しまったら当然の結末が待っているわけで。
「独立性」が安泰な状況は日本がうまく廻っている状況、つまり「好景気」な状況。
だから全力で景気対策をするのが「独立性」を守る最大の方法のはず。けれど彼らは自分達の狭い内輪のルールに固執してしまった、固執しているように見えてしまった。
景気対策できるカードが無いなら、さっさと白旗あげれば良かった。手番を政府に渡してしまえば良かった。
勝手に開戦して、兵站が切れて、救援要請もせず勝手に苦戦してる。
全体の戦局を無視してアホな戦いしてれば指揮権とりあげられるよ。
日銀は一度、入口まで戻って全体を見直せば良かった。簡単なことなのに自分達で複雑にしていた。チャンスは腐るほどあった。でも全て腐らせた。そして全てを失った。
結語は同じことばで。
この意味は思いと思う。